【第6回は大分のこころのへそ、別府市で『「人工観光都市」、別府の「脱人工」を長野市長と語る!』】
別府市について、少しふれておきたい。
大分県の真ん中あたりに位置する別府市。大分のへそと言われる所以の場所である。
言わずと知れた温泉地帯。約2000の源泉が湧き出す日本一の湧出量を誇る温泉地帯でもある。
別府の土地は、狭く、鶴見岳、扇山の傾斜地に囲まれ、眼前にはすぐ別府湾が広がる。
鶴見岳を背に、別府湾に望む山間にたちこめる別府八湯の湯煙り、
その間の狭い土地に、ひしめき合うように人々は暮らし、様々な表情を持つ建築や景観をつくってきた。
もう一つの特徴として、そんな人々がひしめき合うように暮らしてきた街並みが残っていることである。
戦中、アメリカ軍による戦略的爆撃を受けていた日本は、大分市を中心に空爆を受けていた大分県中心部は、ほとんど焼かれてしまい、昔の街並みが残っていない。
しかし、別府は、昔ながらの温泉都市であったことからか、アメリカ軍の戦略的空爆エリアから外されて、る都市の破壊を逃れてきた経緯がある。
古くから温泉地である別府市には、湯治や、明治から昭和にかけては、北部九州の炭鉱人の遊び場であり、関西汽船などの航路もあることから移住者も多く、まさに古くから移住文化の根付くエリアでもある。
1975年生まれの私にとって別府は、生活していた大分市から40分ほどで、ラクテンチ、地獄温泉、杉乃井パレスといった週末家族で過ごすリゾートなエリアであった。
当時のラクテンチには、カバやペンギン、象、ライオンなど動物も多くおり、動物スケッチが好きだった子供時代は魅惑のエリアであったこともあり、懐かしい場所だ。
別府で遊び、そこから静かな志高湖や湯布院へ行くのが我が家の日曜日の過ごし方であった。
現代の別府は、BEPPU PROJECTの温泉混浴世界に始まった別府プロジェクトによる現代アートの聖地のような場所として、自分の中でもさらに魅惑のエリアになっている。
ちょうど、今週末まで開催されている大分県国民文化祭おおいた大茶会では、別府公園に世界的彫刻家、アニッシュカプーアの展示もあり、大変にぎわっている。まさに国内でも屈指の現代アートエリアとして新たな魅力を発信している。
そんな古い町並みと、温泉歴史文化と現代アートが交差する現代の別府市でのシューレである。
今回は、長野市長を迎え、新見館長と別府市。温泉という天然資源の上に成り立ち、常に変化しながら都市となってきた人工的観光都市。
その別府に対して、「脱人工とは?」楽しみな会になりそうである。
今回の会場は、4か月前にオープンしたたべもの建築家、宮川園さんが主宰するBASARA HOUSEである。
スパイス使いの宮川園さんのカレーは、馴染みの日本のカレー文化の味を超えてくるほどおいしいスパイスカレーが味わえる店で古い家のリノベーション空間も楽しめる。
どなたでも参加できるまさに「大人の遊学サロン」であるシューレは、老若男女誰でも参加できる。
ぜひ、新たな学びを起動するシューレに参加し、お時間があれば、懇親会付きのコースで、宮川園さんのスパイスの魔法料理に舌鼓を打ち、おいしいお酒を楽しみながら交流を深めてほしい。
たびするシューレ 編集室 西田稔彦
今回の別府のたびを前に、別府街を自転車でぶらり。自転車越しの別府風景。
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